京大原子炉実験所の今中哲二助教、
子どもたちを放射能から守る全国小児科医ネットワーク代表の山田真医師
らが話されています。
長いですが、時間に余裕がある時にでも読んでみて下さい。

福島事故「健康影響少ない」は本当?
2013年6月15日 中日新聞

 福島原発事故の健康影響について、国連科学委員会は「被ばく線量は少なく、健康への明確な影響はないとみられる」ことを骨子とする報告書案を5月末に発表した。これまでも、世界保健機関(WHO)や民間団体が影響の推測をまとめてきたが、今回の報告は他と比べても「安心」の度合いが高い。この報告書をどう読むべきか。京都大原子炉実験所の今中哲二助教らに聞いた。
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 「国連科学委の報告書案に記された数字で計算すると、福島原発事故により、少なくとも日本全体で2050人のがんによる死亡が増えることになる。これを多いとみるか、少ないとみるか」
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 この数値をチェルノブイリ原発事故後の旧ソ連や欧州諸国の約6億人分のデータと比較すると、福島原発事故による被ばく量は、甲状腺は約20分の1、全身が約10分の1という結果になる。 「大したことはない」と安心したくなるが、こうした一連の数字をどう読むべきだろうか。
「無視できる数とは言えない。当てはまった人は、事故という人為的な原因で死を迎えるのだから」(今中助教)
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被ばくによる健康影響には、いまも不透明な部分が大きい。チェルノブイリ原発事故後には、子どもの免疫低下や心臓疾患の発生が見られた。今月初旬、ウクライナを視察してきた今中助教は「被ばくの人体への影響は多様だと実感している」と話す。
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 この報告書案と対照的なのが、今年2月末にWHOが発表した報告書だった。「大半の福島県民にがんが明らかに増える可能性は低い」と結論する一方、一部の乳児は甲状腺がんや白血病などのリスクが生涯で数%から約70%増えると推計。15年後は1歳女児の甲状腺がんの発生率が浪江町で約9倍、飯舘村で約6倍になると予測した。
 WHOは前提条件を「計画的避難区域で事故後4カ月避難せず、県内産の食物だけを口にした」とした。「想定が過大だ」と論議を呼んだが、WHOの公衆衛生環境担当マリア・ネイラ氏は「過小評価の危険を最小化したかった」という。
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空間線量を測定すると村役場の屋外で5マイクロシーベルト、室内で0.5マイクロシーベルトだった。ところが、政府の調査で子どもの首に測定器を当てて測った数値は「0.01マイクロシーベルト」などと記されていた。
 今中助教は、これほど周囲の放射線量が高い場合には、そうした微量の放射線は測定することは不可能だと指摘<する。
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 「国連科学委員会は厳密さを追求する組織。だが、行政には健康を守るための予防原則が求められる。科学的な厳密さより、これからどんな影響が出てくるか分からないという視点が大切だ」
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 今回の報告書案について、チェルノブイリ事故後、現地で甲状腺がんの治療にあたった医師で、長野県松本市の菅谷昭市長は「事故直後のデータが不在での推計値。『健康に影響がない』と言い切るのは早計にすぎる」と指摘する。 同事故でも、国際原子力機関(IAEA)が小児甲状腺がんの増加を放射能の影響と正式に認めたのは、事故から10年後だった。「福島の場合、事故から2年しかたっていない。影響がないとは疫学調査を重ねて初めて言えることだ」
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 5日に公表された福島県の18歳未満の甲状腺検査結果では、がんやその疑いのある子どもは27人(5月末現在)。小児甲状腺がんは100万人に1~2人の割合で発症するとされているが、福島の調査では疑いも含むと「6500人に1人」になる。だが、県の検討委員会は「被ばくの明らかな影響とは考えていない」と強調する。
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 山田医師は「原発に近い川俣町では1000人に1人の割合。甲状腺がんの発生が被ばくリスクに比例している可能性が高い」と分析。「チェルノブイリでは甲状腺がんを患ったのは子どもだけではない。大人も検査するべきだ」と提起している。

  国連科学委員会  被ばくの程度と影響を調べるため国連が設置した。各国の核実験で放射性物質が拡散し、被ばくへの懸念が高まっていた1955年に発足。関係者の間には「核実験の即時停止を求める声をかわす目的だった」という指摘もある。報告書はICRPの基礎資料になる。ICRPのメンバーと重複する委員もいる。
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コメント
はじめまして。トーナメントを見ました^^
一年間、原発被災者を受け入れました。 そのうち子どもは3人。うち2人は突然 鼻血を出すのであわてました。
これを多いとみるか、全員じゃないとみるか・・・
県から指定された病院の見解は同じで、通常でも起こることと 取り合わない。
真先生のような個人開業の小児科医だけが 唯一 しっかり検査してくれました。

今は仮設住宅に移りましたが、昔からの医院は閉めたままの所も多く、全国から善意で移り住んでくれた医師のもとでは 実は 患者は増えるいっぽう。
就職先がなくなって困っていた いとこが事務員として働いていますので確かです。

マスコミは 確かに 自分の足で動いて 確認して 報道してるのか疑問です。
いい記事をありがとうございました!
ゆっこさん
コメントありがとうございます。
そちらにもお邪魔させてもらいました。
いい湯のようですね!
またお邪魔します!!

一目見て大したことなさそうな患者さんでも患者さんの様子を見てはいつもより時間をかけて診察する。こんなお医者さんが今福島には沢山必要な気がします。

PS 目立たないトーナメントですが、これからも続けていきますね!(^^ゞ

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