一審判決の要旨の一部です。
これらが2審で否定されました。
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被告は本件原発の稼動が電力供給の安定性、コストの低減につながると主張するが、当裁判所は、極めて多数の人の生存そのものに関わる権利と電気代の高い低いの問題等とを並べて論じるような議論に加わったり、その議論の当否を判断すること自体、法的には許されないことであると考えている。このコストの問題に関連して国富の流出や喪失の議論があるが、たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても、これを国富の流出や喪失というべきではなく、豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失であると当裁判所は考えている。
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 また、被告は、原子力発電所の稼動がCO2排出削減に資するもので環境面で優れている旨主張するが、原子力発電所でひとたび深刻事故が起こった場合の環境汚染はすさまじいものであって、福島原発事故は我が国始まって以来最大の公害、環境汚染であることに照らすと、環境問題を原子力発電所の運転継続の根拠とすることは甚だしい筋違いである。
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大飯原発運転差止請求事件判決要旨全文


<大飯原発>住民側の請求棄却 高裁支部が1審取り消し
2018/7/4 毎日新聞


大飯原発訴訟 住民の訴え退ける 名古屋高裁金沢支部
2018年7月4日 NHK


大飯原発、運転差し止め命令を取り消し 名古屋高裁支部
2018/7/4 朝日新聞


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