私はがん検診や健診には反対しています。
何か大切なものに逆らっているような気がします。
第一、感染症をのぞいて、早期発見早期治療が有効な病気は
本当に少ないと思います。

ワイドショーの「がんが早期発見できてよかった」というコメントについて考える
6/14(水) 文春オンライン

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近年、欧米で行われた臨床試験では、がん検診の死亡率を下げる効果に否定的な結果の報告が相次いでいます。がん検診の効果は私たちが思っているほど大きなものではなく、それによって長生きできる確実な証拠もありません。
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米国予防医学専門委員会によると、55~69歳の男性1000人が1~4年ごとにPSA検診を受けた場合、0~1人が前立腺がん死亡を回避できるかもしれない一方で、前立腺がんと診断された110人のおよそ90%が治療を受け、検診を受けた1000人のうち29人に勃起障害、18人に排尿障害が起こるとされています。
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 実際に、前立腺がんの手術を受けた結果、尿失禁のためにおむつが手放せなくなる人も少なくありません。つまり、前立腺がんの不安を取り除けた代わりに、その後の人生で日常生活に不便を強いられる可能性があるのです。
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米国予防医学専門委員会はPSA検診を「推奨しない」とする「D」ランクに格付けしています。
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たとえば、早期の肺がんです。人間ドックなどでCT検診が普及した結果、「すりガラス状結節」と呼ばれる胸部X線では見つからなかった、淡い影を示す病変がたくさん見つかるようになりました。以前は、早期肺がんと見なされて、積極的に手術が行われる傾向がありました。 しかし、近年、すりガラス状結節の中には、大きくなるスピードがゆっくりで、転移もしないタイプもあることがわかり、悪性度が低いと診断された場合は、すぐに手術せずに定期的にCTを撮る「経過観察」とされることが多くなりました。
(CTを定期的に使用する危険性も深刻です。)
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手術をすると当然のことながら肺の一部を切り取ることになりますから、階段を昇るときや重いものを持ったときに息切れしやすくなるなど、呼吸機能が低下する恐れがあります。
 とくに高齢者は、手術による後遺症の影響が大きくなります。ですから高齢者が肺のCT検診を受けて、すりガラス状結節が見つかった場合、あわてて手術してしまうと、生活の質が大きく落ちて、かえって寿命が短くならないとも限りません。
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 乳がんと診断された約5万人を10年以上追跡した米国の研究によると、マンモグラフィ検診の実施率が10%増加すると乳がんの診断数が全体で16%増加する一方で、乳がん死亡率は下がらないという結果でした。
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 この研究の結果は、乳がん検診を実施すればするほど「早期乳がん」と診断される小さな病変の発見が増えるけれど、実際には治療しなくても命に別状のない病変や進行のゆっくりながんばかりをたくさん見つけてしまっている可能性があることを示唆しているのです。
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 他にも、乳がん検診では死亡率が下がらないだけでなく、命に別状ない病変を見つけてしまう「過剰診断」が多いことを指摘する論文はいくつもあります。しかし、現在の医療技術では、どの人が過剰診断にあたるのか見分けることはできません。
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 ですから、乳がん検診を行えば、無用な手術、放射線、薬物治療を受ける人が、ほぼ間違いなく出るのです。日本では乳がん検診は40代から推奨されていますから、当然、若い人の中にも、過剰診断の害を受ける人がいるはずです。
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 それに、乳がんの発見が早くなればなるほど、「乳がん患者」として生きる時間も長くなります。若い世代だと仕事や子育てと治療を両立させるのは大変でしょうし、治療が終わっても長く再発の不安を抱えながら生活しなければなりません。
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早期発見、早期治療が必ず幸せとは限らないというフェアな報道を
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 このように、早期発見、早期治療が、必ずしもその人を幸せにするとは限りません。早期発見、早期治療のおかげで命拾いをしたという人がいるかもしれませんが、その一方で、早期発見をしてしまったがために、デメリットを被る人がいることも忘れてはいけないのです。
 にもかかわらず、ワイドショーやネットニュースなどを見ると、とにかく早く見つけて、早く治療することが大切だというコメントばかりが目立ちます。これでは多くの人に、誤った認識を植え付けてしまうことになります。
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 がん検診や早期発見のメリットだけでなく、デメリットがあることも伝えるのが、本来あるべき報道のあり方ではないでしょうか。こと、人びとの健康に関することですので、マスコミの方々には医療を取り上げる際にもフェアに伝える努力をしていただきたい…。
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芸能人のみなさん、SNSで安易にがん検診を勧めないでください
若い人には害の方が大きいことも。がん専門医も認め始めた新常識


やっぱり「がん検診」を受けなくていい理由
データをもとに疑問にお答えします
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