5年ほど前になるでしょうか、京都で小林さんのもんじゅの講演を聞かせてもらいました。
お元気そうで、嬉しいです。

<連続講座・熊取六人衆>安全神話は思考を止める〔小林圭二さん〕(上)
アジアプレス・ネットワーク 9月9日

・・・・・
小林さんは1939年生まれ。京大工学部原子核工学科を卒業後、京大原子炉実験所の助手となり、原子力発電の実用化を推進する立場で研究していたが、危険性を訴えるようになる。もんじゅ設置許可の無効確認を求めた行政訴訟で原告側の証人として法廷で証言し、2003年の名古屋高裁で原告側住民の勝訴をもたらす。その年、講師のまま原子炉実験所を定年退職。12年には関西電力大飯原発再稼働の反対抗議でゲート前に住民たちと一緒に座り込むなど、反原発運動を支えてきた。
・・・・・
まず、「戦争する国」に道を開く集団的自衛権行使容認に触れ、「心底、怒っています」と切り出した。
「憲法を作るのも変えるのも民衆です。あくまで民衆がやることを権力者が勝手にやってはいけない。閣議決定した集団的自衛権をこれから法律で固めていくのでしょうが、憲法9条の骨抜き化であり、とんでもないことです」
・・・・・
東京電力福島第一原発の現状について、「依然として放射能レベルが高すぎて近づけず、現状の調査もできていません。安倍首相は『アンダーコントロール』と言いましたが、不安定で何が起こるかわからない状態です」
・・・・・
「汚染水の処理は400億円の税金をかけるそうですが、二桁違う。『兆』の投資をしないと汚染水対策は難しい。しかも、東電だけでは無理です。すべてが後追いで、その場しのぎ。根本的対策になっていません」と言い切った。
・・・・・

<連続講座・熊取六人衆>安全神話は思考を止める〔小林圭二さん〕(下)
アジアプレス・ネットワーク 9月10日

・・・・・
南九州は有数の火山地帯であり、川内原発の敷地内には火砕流の痕跡があることを紹介し、「原子力規制委員会は『原発の寿命の間、火山の噴火は起きないから問題はない』と言いました。これは『第2の津波』ではないか。福島第一原発でも事故が起きるまで津波対策に取り組んできませんでした。火山の噴火がもたらす原発災害でも同じことが繰り返されようとしています」と語った。
・・・・・
規制委についても重大な問題があると指摘する。
「財界や自民党は原発の再稼働に向けての審査が遅いとイラついています。安倍政権は、大幅な人事の入れ替えをやっている。2人の委員が変わるわけですが、クビを切られる委員長代理の島崎邦彦氏は活断層について厳しい姿勢を取ってきた人です。代わりに田中知(さとる)氏が入りましたが、原子力学会の会長をやった人で、原発推進の大御所です。これで、規制委員会は推進に傾いていきます」
・・・・・
炉心熔解に至る過去の事故について触れ、「福島第一のような沸騰水型よりも、むしろ川内原発や関西電力大飯原発のような加圧水型の方が事故を起こしやすく、メルトダウンも早く起こる」とし、1979年に事故を起こしたアメリカのスリーマイル島原発も加圧水型で、福島第一と違いあらゆる電源が正常であったにもかかわらず、大規模な炉心熔解事故を引き起こしたと指摘した。
・・・・・
日本と違って欧米諸国は高速増殖炉計画から次々に撤退している。その理由について、小林さんは三つ上げた。
「一つは、危険性が大きいということ。二つ目は、経済的に成り立たないこと。三つ目は、核兵器の開発につながること。日本がなぜ止めないのかというと、原子力政策がめちゃくちゃなのです。核兵器のオプションを持っておくのは有利と考えているのは間違いないでしょう」
・・・・・

-原発関連デモ集会情報-
原子力 | コメント(0) | トラックバック(0)
コメント

管理者のみに表示